季節は冬になろうとしていた。
あの日以来、俺は週1で教室に行くようになっていた。
だけど今日は屋上。
チビが『寒いね~!』と言いながら近付いて来た。
『寒いなら教室行けよ!』
俺が言うと
『だって北川くん1人じゃ淋しいでしょ!?』と言ってきた。
『別に淋しくねぇよ!
ってか、お前は友達いないわけ?』
俺が聞くとチビは
『1人だけいるよ!』と言った。
こいつ友達とか沢山いそうなタイプなのに意外!