電車は通勤や登校する人で溢れていて思わず息を飲み込んだ。




結局、私は流れる人の中に紛れてギリギリ入ることができた。これを3年間も続けると思うだけで疲れる。




2つ駅をこえると学校に1番近い駅につく。この駅でおりる人は主に私と同じ学校の生徒だろう。




少し歩くと学校が見えてくる、校門には『入学式』という看板が置いてある。




「きれいな字」




『入学式』という字は筆で書かれており、その周りに赤い花の飾りがつけてある。




赤い花が目立たないほどのきれいな字に私は目が釘つけになった