“トントンッ” 誰かの手が私肩に触れた。 −−−え? 私のタオルを持った私の憧れの人。 ってか、私の肩叩いたよね!? めっちゃ頭の中、混乱してるんだけどっ!! 「はい、これ。落としたよ」 そう笑顔で言いながら渡してきた。 私はその状況を理解するのに数秒かかった。