「真〜央っ!!ニヤけすぎっ!!早く部活行くよ?遅れるぞ〜?」 私はわざとせかすように言った。 「あっ!!うんっ!!!未来待って〜!!」 私たちが体育館に入るのと同時に、 “キャ〜!!!!!” 「はぁ〜…」 私はさっきまでの気力はなかった。 「またか…。」 「未来…?」 「え?あ、大丈夫」 多分私は笑えていなかったと思う。 毎日のように聞こえる歓声。 毎日のように増える秀二先輩のファン。