聖翔中学校に今日から通う。

ドキドキしながら、一歩一歩進む。

先生に、紹介されながら私は、初めて合うような気がしないふたりの男の子に目を向けた。

みんなにジロジロ見られている。
ところどころ声を出す。
『かわいい!』とか言ってる。
どうせ、私のことじゃないし。と二人とも思う無自覚。

私は、空いている席に座る。隣の人は何回もあっているように感じるひと。

手紙が回(まわ)ってきた。

『はじめまして。じゃないような気がするね!俺、風雲雷斗(かぜくもらいと)。
双子の弟がいるんだ。あとで、紹介するね!これからよろしく。』

私は、雷斗君の方を見る。

ニカッと笑う笑顔に私は、顔が真っ赤になっているだろう。