雷之助「俺達も、今日、生まれた日なんだ。偶然だね。」
なんて笑い合う。
舞姫、歌姫「「また、ここに来てくれますでしょうか?」」
雷之助。雪乃介。「「いいよ!でも、同じ年っぽいし、話し方普通でいいよ。俺達の方が丁寧な言葉使わないといけないんだし。家柄からしてダメなんだろうけどさ。」」
舞姫、歌姫「「わかったわ。」」
守りびと「「お嬢様、いけません。そんなはしたない言葉をお使いになっては、大名様に、わたくしたちが叱られます。ただでさえ、お叱りを受けるのに。」」
舞姫「お願い。ダメ?わたくしたち。同じ年じゃない。お願い。」
守りびと「お嬢様がそんなに夢中になるなんて。運命なのかしら。」と首を傾げる。
雷之助。雪乃介。は、舞姫と歌姫に恋をした。許されることのない恋を。
一方で、舞姫も歌姫も雷之助。雪乃介。に恋をした。決して人に話してはいけない恋を。