いつものように偽りの自分。

を演じながら里奈、莉央と喋っていた昼休み。

ひょこ

っとあの人が現れた。

莉央の好きな人だ。

莉央は猫なで声で

「どうしたの〜?隼弥くん??」

明らかに語尾が上がってぶりっ子で吹き出しそうになる。

がまん。

がまん。

「えーっと…古田っている?」

えっ!私?!

自分に指を指して確認すると

頷く石垣さん。

「ちょっと来てくれる?」

「う、うん…。」

石垣さんについていくと屋上についた。