夕飯はいつも私と美樹さんそれから彼を呼んで502で食べる



そして私が片付けている間リビングからは彼と美樹さんの話し声が聞こえてくる

その時の彼の声は私とふたりの時と少し違う、具体的に言うと低いけど優しい温もりを感じる声

時々漏れる溜息のような少し乾いた笑い声


私が片付けを終えリビングに戻るのと入れ代わりに彼は501へ戻る


その度に思い知らされる

彼の中での私の存在

彼の中での私の居場所

彼の中での美樹さんの大きさに