駅でも電車でも、昭尋は俺と一緒にいてくれた。
俺が人見知りでなかなか周りにとけ込めないのを分かってくれていたみたいで。

だからそこでも俺は友達をつくることが出来た。

その中の一人が、この作品を書くことを勧めてくれたんだ。
名前は綾人(あやと)。



初めて見た競技場を見て思わず鳥肌がたった。


「なんか、かっこいい」

そう言うと、昭尋は満足そうな顔をして

「だろ?」

と言った。

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