琉騎side



黒く長い髪が俺の肩にかかる

それにそっと手を近づけ壊れぬよう優しく触る

さらさらだ
触ってみて、やっぱり見た目通りだと感じる


今、首筋に感じる違和感が不快に感じないのは何故だろう

元々身体に触られるのは嫌だった、不快だった
でも何でか不快に感じない

なんでた……。


こいつに会ってからこの気持ちは高まる一方だ

この気持ちは分かりたくないが分かってしまう

この気持ちを伝えるのは怖い

伝えてしまったら、離れていくかもしれない、側にいられなくなるかもしれない

嫌だ、嫌だ、嫌だ

子供のような感情を自分で思い、自分で抑える

今はこいつにとって俺が一番近い
そう考えるが、お前は俺じゃくてもいいんだよな

だって、、、