心のなかで悪態をつく
私はひょいっとベンチから立ち上がると、一気飲みしたペットボトルを公園内にあるペットボトル専用のゴミ箱に投げ入れた
ヵコン
綺麗な円を描きながらゴミ箱に入った
ゴミ箱の中には遠目からでもわかるくらいに、ペットボトルだけでなく缶やゴミまで入っている
『ほらみた?綺麗に入ってたよ』
黒い髪は揺れながら、男の方を向く。
ゴミ箱の方向を指を指す
「…何の用だったんだ」
男は飲んでいた缶コーヒーを静かにベンチに置くとスッと立ち上がり私を睨む
そんな睨んでも怖くはないけど
『綺麗な顔が台無しだぞ☆?』
「あ”?ふざけんなよ?」
あ、また怒らせちゃった?