「っ…!!」

「声出せよ。気持ちいいんだろ?」

「~ッ!!ダメっ」

「ダメじゃないだろ」

なんでこんな反抗的なの!?って手が!?

口を押さえようとすると、その手を捕まれて頭の上で拘束されるってひぃ!?

「お願いっ!やめて!!!」

ピタッと弟くんの動きが止まる。

「なら、あのくそじじいならよかったわけ?」

「え?」

「薬打たれて、好きなようにされたほうがよかったわけ?1週間監禁されて、あのくそじじいに触られてたんだろ」

…いいわけない。そんなわけないじゃん。

ほんとは怖かった。殺されるって思ってた。体がおかしくなっていくのに、それを楽しまれて、狂いそうになった。

なのに、なんで…。

「いいよ。なら、俺はお前を犯す。元から拒否なんかさせねぇつもりだったし」

「ッ!?」

「なぁ、気持ちいいんだろ?声出せよ。もっとそうしてやるから」

違う。違うんだよ。

私だって…ほんとは…。でも、そうじゃダメなんだよ。