両親は私は私だからと言うのですが
明らかに姉のことを可愛がっています
でもそれはしょうがないことだと諦めがつくようになりました
最近になってわかったのです
私がいるから姉は輝けるのです
世の中に姉のような人ばかりがいたら姉は輝けないのです
私のような人がいるから姉のような人が輝けるのです
だから姉はもうすぐ気がつくはずです
私がいなくなって漸く私の存在の大切さに気がつくのです
でも可哀想に
姉がそのことに気がついた時にはもう遅いのです
その時私はもういないのです
私は姉にささやかな復讐を思いついたのです