ユナボマーは、87年ソルトレークシティーで初めて目撃され、似顔絵が全米に周知された。

が、88年から92年までは全く犯行を行わず、爆弾製造技術を磨いていた。

「犯人も潜伏期間中に、爆弾製造技術を磨いていたって事か」

巽が言う。

そしてクリスマスイヴである今日、行動を再開。

この爆破は、復活の狼煙といった所か。

ならばこれから先、再び犯行は繰り返される。

倉本達の見立てが正しいならば、大学教授ばかりを狙った犯行が。

犯人は、大学教授に対して怨恨があるのかもしれないのだから…。