あなたと交わしたくちづけの最中

声が漏れた

恥ずかしい気持ちと

彼への想いが高まった瞬間。

彼に溶けた自分。

もっとしたいと思った瞬間。

キスしか、と彼は言うけれど



ずっと遠くから見つめていた唇が

自分の唇へ触れる事の大きさを

彼はきっと知らない。

彼はキスが上手だったから。