「パパもママも代々続く魔法使いの一家にして、ママの先祖、元いいお祖母様は楓様。つまり、アナタたちのおばあちゃんも楓様ね」






淡々と説明をするお母さんの言葉が信じられず、頭の中が悲鳴をあげる。







ちょっと待って、ちょっと待って。




代々続く魔法使いの一家？



お母さんの先祖が楓様？






だから私たちのおばあちゃんは楓様？







「じゃあ、何。私は一体なんなの。代々続く魔法使い一家なんでしょ？パパもママもお兄ちゃも魔法使いなのはわかったよ。でも私は......」