「はい、ココアでも大丈夫かな?」







黒と白で統一された大人っぽい雰囲気の部屋。




黒色のシックなソファーに私を座らせた瑞希先生はにこやかな笑顔で私に白のマグカップを渡した。







「大丈夫です。ありがとうございます」







それを受け取りつつ、何故このような流れになったのか少し前のことを思い出す。







それはほんの数分前のこと。