「にしても遅い覚醒だったなぁ。まさか紗久もばぁちゃんの血受け継いで魔力を発動させるなんてな」 「ほっ本当そーだよねぇ。まっまさか私も、おっお兄ちゃんと一緒だったなんてさ」 私きちんと嘘つけてるかな。 なるべく挙動不審にならないように平静を装うが自信はない。 私に魔力がないことはお兄ちゃんにも秘密なのだ。 お母さん曰く、敵を欺くにはまずは味方から戦法らしい。 .........不安しかない。