『よし!綺麗になったね!』
入院してたから来れなかったし、
草ボーボーだったからね。
皆が居てくれて良かったな!
「ねぇ、朱音。これは??」
『ん?』
類が私の掌に何かを乗せた。
『……何これ。』
「花瓶に隠れて見えなかったみたい。
朱音が置いたんじゃないの?」
違う、こんな物を置いた記憶は無い。
だって、私の手にあるのは
蒼空の名前が刻まれたキーホルダー。
「朱音じゃないなら別の人かな?
仮面の横に備えてても良い??」
『う、うん。』
一体誰だろう…。
備えられたキーホルダーが妙に気になった。