『ちょっと通して!』


「あ!?朱音!類!どこ行くんだ!!??」


紘にぃの言葉を無視して
類と一緒に翠の元へ走った。


「兄貴ッ!!」


「よう、二年振りか?」


『来るの遅い!
どんだけ心配したと思ってんのよ!!』


「ママぁー…だぁれ?」


「そのガキ…お前らの子供か?」


『朱の瞳が『朱羽』で蒼の瞳が『蒼月』ね。
私と類の子供。

だから、翠は叔父さんって事になるね。』


「類!お前、案外やるじゃねぇか!!」


「だろ?」


肩を組み合う姿を見て、
本当の兄弟なんだなって分かる。


「俺の姪っ子か、可愛いもんだな…。」


「「おじいちゃん〜!」」


『ブフッ!お、おじいちゃん!!??』


「叔父さんだ!お・じ・さ・ん!!」


「兄貴、一気に老けたね。」


「「おじいちゃん〜♪♪」」


間違って覚えてしまった(笑)