「それじゃあ!
アルバムを埋める為に写真撮るよぉー!」


「紘先輩ー!皆を集めて下さいぃ〜♪」


「おーう!任せろ!
『神龍』集まれー!母さん!親父!!」


ゾロゾロと集まり、ギューギュー詰めになる。


『結構な人数(笑)』


逸(はぐ)れない様に類の袖を掴む。


「朱音!とても綺麗ね…。」


『お母さん!来てくれてありがとう。』


「娘なんだから当たり前でしょ?」


「「おばあちゃんだぁ♪」」


「孫を見られるなんて、
これ程嬉しい事は無いわ…。」


お母さんとは今では普通に接している。

朱羽と蒼月が産まれた時も泣いて喜んでくれた。


「類さん、娘を宜しくお願いします…。」


「いえ、こちら…こそ……。」


『類…?』


ある一点を見つめ、呆然とする類。


その先には、


『翠!!』


スーツを見に纏う類の実の兄、翠の姿があった。