『刑務所暮らしは有意義に過ごしてる?』


「黙れッ!ぶっ殺してやる!!」


『…死にかけたよ。

でも、蒼空が助けてくれた。
お前が殺した妹に生きろって言われてね。』


椅子から立ち上がり壁に近付く。


『前は未成年保護法で
罪は軽かったけど今は成人。

あの時と同じだと思うなよ?』


「…うぁッ……。」


ドサッ…


無意識に殺気が出てたのか
錦は気絶してしまった。


まだ力は衰えてないみたいで安心する。


『…もう用はありません。
東条を連れて来て下さい。』


「は、はい!」


錦は警察官に引き摺られながら退出した。