「お、終わった…。」


「おし、二人共終わったな。
朱音のは終わったから
愁斗の答え合わせして結果を言うぞ〜。」


光ちゃんは赤ペンを持って採点し始めた。


『愁斗、お疲れ様!』


「朱音もお疲れ…。
どんぐらいで解き終わった?早くね??」


『うーんと…30分位??
だって、大学の問題に比べたら簡単だもん。』


「お前…頭大丈夫か??」


『愁斗こそ仮にも御曹司なのに
そんなに馬鹿で良いの?』


親が許さないと思うんだけど?


「ば、馬鹿って言うなよ!

俺の会社はファッション系だから良いんだよ!
センスさえあればな!」


『アパレル系!?
じゃあ、服とかデザインしてんの!?』


「そーそー!だから、馬鹿でも良いんだよ!」


自分で「馬鹿」って言ってんじゃん(笑)