『あれ?てか、追試っていつだっけ。』


そこちゃんと聞いてないんですけど。


「明日ですよ。

知ってたから今、
勉強してるんじゃないんですか?」


『あー…明日……明日ぁ!!??』


そんなの聞いてないんですけど!


「朱音が愁斗を遊ばせてるから
良いのかなぁって思ったよ〜??」


「知らなかったんだね。」


「…馬鹿だな。」


『愁斗!遊ぶの禁止!!
さっき教えた所を自分だけで解いて!』


ドサりと机にプリントを乗せて見せた。


「嘘だろー!!??」


それから夜までミッチリ叩き込みました。

夏休みが追試で潰れるのだけは嫌だったから。