「……マネージャー? 」



 驚きに見開かれた目が、ぱちぱちとまばたきされる。そんな顔でも、やっぱり結輝さんは格好よくて、タイプの違うイケメンである橘マネージャーと並ぶと目の保養になる。


「ずいぶんゆっくりなご登場ですね」

「それは仕方ありません。まだ玲奈は売り出し中で、専属のマネージャーではありませんから。自分は玲奈以外にも三人のスケジュールを管理しています」



 にこりと微笑む姿は、マネージャーだとは思えない程の存在感と色香がある。

「橘さんは元モデルで、業界にも詳しーの…だからあたしみたいな、駆け出しのひょっこを面倒見てくれるの」