ドクン!























「「…あ、」」





私達の足元に転がってきたのは、バスケットボール。





「あ、すみませーん!」





ドクン、ドクン






「ホイよ!」





ドクン、ドクン、ドクン





「ありがとうございます!」






ドクン、ドクン、ドクン、ドクンーーーー。





「神田さん?」






「!え、あ、なに?ど、どうしたの?」





「……大丈夫か?俺はそろそろ帰るけど…送って行こうか?」





…気付かれてない。

ほっとしつつ、


「ううん。大丈夫。自分で帰るよ。」


と応えた。