『でも、吐けなくて嫌じゃない?』

咲「イヤ。でも、ケホッケホッそれもイヤ。」

 『咲。楽になるよ?』

咲「イヤッやめて。ケホッケホッ。」

 『じゃあ咲悪いけど…』

無理矢理手を入れる。

咲「イヤッやめてよ!オエッ」

 『ゴメンって。でも、スッキリした
  でしょ?』

咲「ハーッハーもう葵嫌い!」

 『ゴメンって。』

希「そろそろいいかな?2人とも?」

 『あっ、すいません。大丈夫です。』

希「咲さんお腹の子を見たいん
  だけどいい?」

咲「あっ、はい。大丈夫です。」

希「じゃあジェルつけるわね。」

今まで見ることがなかったため、
初めて見る。

希「赤ちゃんは順調ね!問題は
  咲さんかな?点滴してもいい?」

咲は話す気力もないのか素直に頷いた。

希「じゃあ、点滴するわね。また
  このベッドに寝ててくれれば
  いいからね。」

すぐに準備して点滴を入れてくれた。

希「じゃあ、終わったら葵先生が
  抜いてくれていいから。お大事に。
  またなんかあったら遠慮なく
  来てね。」

『ありがとうございました。』

お礼を言ってる間に咲は寝てしまったので
のんびり仕事をしながら待つことにした。

点滴が終わっても起きない咲だったけど、
起こすのも可哀想だったから、そのまま
寝かせておいて連れて帰ることにした。

【葵】END