結「そうだよ。心配性のところとか
  パパにそっくり。」

 『まぁ親子なんだからしょうがない
  よな。』

結「まぁそうだけど…。」

葵「あっ日向葵ありがとう~。」

 『いや、別に…。』

葵「もうすぐ仕事終わるから、
  俺たちと一緒に帰るか?」

 『俺たち?』

葵「姫もいるんだよ。咲と一緒に。」

 『姫華も体調悪かったんだ…。』

葵「俺もびっくりしたよ。保育園から
  急に連絡来たから何かと思えば熱。」

 『今回は少し厄介みたいだね。』

葵「そうだな…。」

 『いいや、俺姫華連れて先に
  帰るよ。咲人も学童で待ってる
  だろうし…。父さんは母さんと
  帰ってきて。ご飯とかもやって
  おくから。』

葵「悪いな…。」

 『これくらい平気だよ。ていうか
  姫華どこ?』

葵「あぁ、今から連れてくるから、
  少し待ってて。」

そう言って部屋から出て行った父さん。

暫く葵結と話していたら、
姫華を抱っこして帰ってきた。

葵「じゃあ頼むな。」

 『あぁ、任せて。』

姫華を抱っこして、咲人のいる
学童に向かった。

抱っこしている間も姫華は
苦しそうに咳き込んでいた。

だから咲人を学童から引き取り、
急いで家に帰って姫華の布団に
寝かせてあげた。

【日向葵】END