結「そうなんだ…。じゃあ今から
  病院戻るの?」

 『姫も連れて行くけどね…。
  葵結もいるなら行く?』

結「私はいいよ。」

 『朝体調悪かったんだから行くか…。』

結「えっ…。」

行きたくなさそうな葵結も
つれて車に乗り込み、早く病院に戻る。

看「葵先生、咲さんがトイレから
  出てこないんですが…。」

 『はぁ…。わかった。ありがとう。』

葵結や姫に加えて咲もか…。

咲も朝から体調悪いのは知っていたけど
まさか、咲もとは…。

葵結に姫を任せ、咲のいるトイレに
向かう。

看「葵先生ここです。今は咲さんしか
  いないので、入っても大丈夫です。」

 『わかった。ありがとう。』

咲のいるトイレに入っていく。

 『咲~?いる?』

咲「ケホッケホッ…。グスン…。」

 『咲開けてくれないと中に
  入れないよ?』

そう言うと渋々開けてくれた咲。

 『気持ち悪いの?』

首を横に振る咲。

 『喘息の発作かな?』

頷いた咲。

 『わかった、咲。とりあえず、
  俺の診察室に行こうか?葵結と
  姫もいるから。』

咲が頷いたのを確認して、咲を
抱いてトイレを出た。

今回は家の女性陣がダウンしたから
先が思いやられるなと思いながら、
診察を始めた。