日向葵と私は決まって一緒に登校する。

日向葵はサッカー部だから、大会前に朝練
があるときは別だけど、基本的には一緒に
登校している。

ちなみに私は華道部です。

花が好きだから。

龍「日向葵~葵結~おはよう。」

 「『あっ龍(龍くん)おはよう。』」

龍「相変わらず息ぴったりだな。」

彩「日向葵~葵結~おはよう。」

 「『彩(彩華)おはよう。』」

今の二人は私たちの幼なじみ。

龍、龍こと千代島 龍平(チヨジマ リュウヘイ)
日向葵と同じサッカー部に所属している。

そして、彩、彩華こと
袴田 彩華(ハカマタ アヤカ)陸上部に所属
している。

私たちは常に四人で動いている。

龍「日向葵昨日のサッカー見たか?」

日「当たり前だろ?あんな興奮する
  サッカー久しぶりに見たぜ。」

彩「葵結行こ?」

 『うん。』

二人がサッカーの話を始めちゃったので
私たちは先に行くことにした。

言っていなかったけどこの中学は一学年、
四クラスしかない。

それでも、みんな仲良しだし、楽しいこと
もいっぱいある。

ちなみに、私と彩華、日向葵と龍くんで
クラスが違う。

でも、隣のクラスだから、近いけどね。

彩「今日体育持久走だよね?」

 『うん、そうだね。』

彩「見学?」

 『ううん。パパがやってもいいって!』

彩「葵さんよく許可したね。」

 『だって、朝から嫌いな聴診
  やってきたもん…。』

彩「偉い偉い。」

そう言って頭をなでてくる。