「あ、そういえばアキが空太さんのこと誉めてましたよ!」


空ちゃんが作ってくれたお昼ご飯を食べた後に、空ちゃんがそんな話を始めた。


アキ…

俺はさん付けなのに、アキのことは名前でよんでるんだ。


なんて、そんな細かいことに嫉妬に近いものを感じるなんて、俺は小さいんだろうか。



「アキが?」


内心がバレないよう、平然とそう言う。


「はい。あと、空と空太は絶対いい友達になれると思うよって」