こうして、誰かと一緒の朝はすごく久しぶりだ。 最後に彼女がいたときから、もう3年はたつだろうか。 そんなことを思いながら、コーヒーを少し飲んで皿に置く。 そしたら空ちゃんが 「一人じゃない朝って、すごい久しぶりです…。」 なんて言うから、嬉しくなってしまった。 「俺も」 短くそれだけ言って、沈黙が続いた。