「ごめん、部屋に入るね」 「…はーい」 聞こえてるのかもわからないけど、とりあえず横にするために部屋に入る。 「おじゃまします」 相変わらずきれいな玄関に、あのときと同じいい匂いがした。 ベットまで運んでゆっくり下ろし、そっと布団をかけた。 長いきれいな黒髪、長いまつげ、白い透き通った肌… ずっと見ていたら、自制が効かなくなりそうになる。