「歩けそう?」 「…」 返事がなくて隣を見ると、空ちゃんはまた目を閉じていた。 「おーい」 なんて声をかけてみるけど、起きる気配はまるでない。 仕方ないか… もう一度空ちゃんを背中に背負いながら、俺は公園を後にした。