「空太、ちょっといいか?」

「あぁ、うん」


噂が出てから一週間くらいたったある日。


仕事が終わった後、リーダーに呼ばれて個室にいくとメンバーがそろっていた。


「ちょっと座りな」


坂下くんに言われてみんなの中に入って椅子に座…ろうとした。


「うわっ!」


その椅子に座った瞬間、パイプ椅子のクッションが抜けて、みごとにお尻から落ちた。


「あっはっはっ!」

「だーいせーいこーう!」