そんなことを考えているうちに、あっという間に28階に着いてエレベーターを降りる。


「どうぞ」


ドアを開けて俺がなかに入ると、すごくいい匂いがした。


リビングのドアを開けると、ベットとソファー、テーブル…


リビングとは思えない広さの部屋に、オレンジと白の家具が並べられていた。


え…、これって…



「もしかして、空ちゃん一人暮らしなの?」


「はい、そうです」


普通にそう答えた空ちゃんに驚く。