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「うわっ!!!」
私は急になった着信音にビックリして、カーペットに携帯を落としてしまった。
落とした携帯には
ー 田崎 希 ー
の着信の文字が。
希か!
私は急いで携帯を取り、ボタンを押した。
「もしもし。」
「もしもし、希だよ!流星、大丈夫?」
「うん、退院したよ。だけど球技大会には出れなくなっちゃった。」
「そっか。また夏休み明けたらあるしさ!」
「そうだね。」
私たちの学校には球技大会が年に3度ある。
「あした迎えにいくから。学校行こうね?」
「わざわざ心配してくれてありがとう。でも私1人で行けるよ?」
「たまには一緒に行きたいの!」
「そっか、ありがとう。」
「ううん。今日は早めに寝なよ?まだ体もきついだろうし。」
「ありがとう。じゃあ明日ね!」
「うん!お大事に!」
希との電話を終えた私は、ご飯を食べた。
来週からテストだから勉強しようか迷ったけど希の言葉を思い出して私は大人しく寝た。