♪リリリリリリン♪
目覚ましがなって私は起きた。
空はまだ寝てる。
目覚ましがなっても起きないなんて、どんだけ夢の中なのよ。
私は制服に着替えて空を起こした。
「空!起きて!学校!」
「ん〜。」
バサッ!
私は空のタオルケットを勢いよく剥がして起こした。
「もー!るーちゃんばかー!」
「いいから、起きて!はいご飯食べるから、下に降りるよ!」
空は嫌々ながらも私と一緒に下に降りた。
お父さんは既にご飯を食べていた。
「おはよ。朝から騒がしいな〜。」
「おはよ。ごめん、空が起きなかったから。」
「違う〜!るーちゃんが無理やり起こすから悪いんだよ!」
「わかったわかった。」
お父さんは微笑みながらコーヒーを飲んだ。
お父さん。最低な奴だけど結構イケメンだな。
「どうしたんだ?」
お父さんは私の目線に気づいて聞いてきた。
「あ、いや!なんにもー!」
そして私はご飯を食べて、準備をした。
「いってきま〜す!」
そしていつも通り早めに家を出た。