私は玄関に出て、晴が登録した番号にかけてみようとした。









ー ♪ ♪ ♪ ー









「うわっ!!!」









びっくりした…。着信音がなって、そこにあった名前の表示には









ー 中山 晴 ー








の文字が。一呼吸して、ボタンを押した。









「もしもし。」




「あ、俺。晴だけど。」









「あ、うん、どうしたの…?」









「それは俺のせりふだよ。」




ん…?どういう意味?









「右。見てみ。」









言われた通り、右のほうを見渡すと…









へ?!晴…。









「そっち行く。ちょっと待ってな。」