目覚め悪…空に怒るお母さんの怒鳴り声で起きた私は、顔を洗いに下へ。
すると、空がわたしに泣きついてきた。
「ママが、いじめるー!」
「空が宿題やってないからでしょー?!」
キッチンからはお母さんの声が聞こえる。
「空?今日だけは私が許してあげるから!」
「ほんと??ありがとー!」
そして許してあげると言ったことを、ママに報告にキッチンへ戻った。
場はおさまったらしい。
すると、お母さんが私のところに来た。
お母さんの目は真っ赤。泣いたのだろう…
お母さんのほうが辛いはずなのに…私は逃げてばっかで、お母さん…ごめん…。
そんなことを伝えられるはずもなく、私はお母さんに声をかけた。
「どうしたの?」
「流星…もうお母さんたちダメみたい…近いうちにちゃんと話そうと思うけど、流星も少し考えといて。ごめんね。こんなになってしまって。毎日辛くて夜に家出てること知ってたよ…」
お母さんは涙目になりながら話してくれた。
「大丈夫、お母さん。私なら大丈夫だよ」
それだけ言って、私は急いで準備して家を出た。