ジュースを買って近くの公園のベンチに座ると、春風が吹いて少し肌寒い。
少し落ち着いた…もう…やだ。
「流星ちゃーん?」
遠くから私の名前を呼ぶ声が聞こえて、振り返ると、それは希の彼氏の竜也くんだ。
「あ、竜也くん、なんでこんな時間に?」
「希の家で飯食わしてもらって、その帰りってとこかな?流星ちゃんこそ、どしたの?」
「家が嫌だから、ちょっと散歩に。」
「俺は、聞いていいのかわかんないから聞かないけど、希には相談しなよ?」
「うん、ありがとうね。」
「早めに帰りなよ?風邪ひくよ」
「うん!竜也くんも気をつけてね」
「はーい、じゃあ、また!」
それから、少しして、私は家に帰った。
家は静まり返ってた。