休み時間になっても、守は戻ってこなかった。 よほどしんどいのだろうか。 様子を見に行こうかと席を立ちかけて、いやいや自分なら来てほしくないだろうと座りなおす。 キーンコーンとチャイムの音が聞こえて、二時間目が始まった。 二時間目は英語、小林が担当する授業だ。 ガラガラガラ……とドアを開けて、小林が入って来た。