マンションの敷地内の広場で、
遅れている大輔君を待つ。。

おっそいなーっとイライラしているちえ。
スマホを持ちながらあちこちウロチョロと歩き回っている。。

相変わらず短気だな。。


「ほんと、あんなの相手する大輔も大変だな。俺は絶対無理だ。。。あんなの女じゃねえし」


「。。。でもさー、ちえと大輔くん付き合う前は、龍とちえはお似合いだって思ってたよー。そのうち付き合いそうだなーって」


「はぁーー?ありえねぇだろ。すぐキレるし、すぐ殴るし、すぐパシリするし。。最悪にもほどがある!ないない」

「そーお??喧嘩してる2人の姿はなかなか良かったけどな。ほら、夫婦漫才みたいでさ!」


「俺はなー女の子が好きなんだ!
あんな怪獣となんか絶対無理。
まっ友達ならいーけどな」

そっか。。


「龍は彼女とかつくんないの?モテるからつくろうと思ったらすぐできそうじゃん?」


「。。そりゃ彼女欲しいさ!
でも欲しくてもできるもんじゃないだろ。」


「そーだよねー。。。私も彼氏欲しくなってきた!誰かいない??」


「は??えっー?どした?頭壊れたか?」

たったった。。後ろから大輔君が走ってきた。汗かいてるのに爽やか。。

その姿を睨むちえ。。
やな予感。。

「もーーー遅い!!大輔!なにしてんだこのバカ!!何分まったと思ってんだ!!!」

「げっ。。。始まった。。」


「まぁまぁ。ちえー。ほら始めよう!
大輔くん、火をお願い!!」


「ごめんね。待たせちゃって。。まどかちゃんも龍も。。まさかの寝坊。。怒られても仕方ない。。あはは。」


。。。怒られてもへこたれないのが大輔くんの良さだよな。。


この見るからに毒っ気のない優しい顔立ち。
身長は高くて、瘦せ型。

十分かっこいい。ちえの全てを受け止めてくれる?うーんスルーしているようにも見えるけど、でもちゃんと対応する感じはかっこいい。