「まどか??」

。。。え?

後ろから声がしたので振り返ると、
早瀬冬馬がいた。

隣には同い年ぐらいの女の子。

髪の毛が長くてサラサラしてて。。
目がぱっちり。。
お人形さんみたい。。

すごい。。

パッと見てすぐに思った。

この人が早瀬冬馬にとって大切な人。


「奇遇だねーー。まさか会うなんてー。
伊豆市は広いのにー。じゃ。私はこれでー。
あっそうだ!冬馬くん、明日東京帰るから!
セイジィのことは安心してーー。
っ一応伝えておきまーす
それじゃ」


「おい。ちょっと。。。」

早瀬冬馬が何かを言いかけた気がしたが、
振り向かず気がつかないふりをして、
自転車に乗り別荘まで帰ってきた。。


もう少し海でぼーっとしてたかったのにな。。

でも。。
邪魔はしちゃいけないもんね。

さてー。今日の夕飯っとーー。

キッチンの前に立ち、
母が好きなオムライスを作る。