「お疲れ様!明日から夏休みだね?夏休みはどーするの?家に帰るの?」


「。帰るわけねぇだろ」

そーなんだ。。

「ねぇ、今日で学校終わりだしアイス食べに行こ?」

「あー。」

早瀬冬馬は何してもつまんなそう。。

私につきまとうの苦痛なんだろうな。

アイスを買ってベンチに座る。

ここからだと東京タワーを全部見ることができていい眺め。

早瀬冬馬は無表情でアイスを食べている。。

。。。

ムニ!
早瀬冬馬のほっぺをつねってみた。

「おい痛いだろうがなにすんだ!」

「。。。怒ってる」

「怒るだろうが。。普通」

「早瀬冬馬の笑顔まだ見たことないから。
。。。
私といなくちゃいけない理由あるの?」

私といるときに早瀬冬馬の笑顔を見たことはない。
なぜ、冬馬くんは私といるのか....。
答えが見つからなくて聞くしかなかった。

「。。。。」


「。。。どうして私といるときは悲しそうな目をしてるの?」

「。。。。。」

「付きまとう仲じゃん。なんか辛いことあるなら話してよ。」