これが私の答えかな。。

そんな気がしてた。。。

なのに。。。

。。。


「。。。なぁ。ずっとここに置いてある紙袋気になってんだけど。。これなに??」

龍。。
私の部屋の机の上に置いてあった紙袋の中身を見ようと
お守りを取りだす。。。

。。。。お願い触らないでと言おうとしても。。
遅くて。。

龍の手にはお守りが。。。

。。。


「お守り?もう受験のお願い?
。。。。
あっ。。。」

龍が見てしまったもの。。

お守りの後ろに貼っていた付箋。。


冬馬くん。
お医者さんになれるよう心から祈ってます。
まどか。

。。。

。。。。

あげられずにいたお守り。。

あげられなかった代わりに、
勉強するたびに、お守りに向かってお祈りをしてた。。。

そんなことまではバレてはいないけど。。

きっと。。

龍が傷つく。。

私。。。。

「あっ。。これね、早瀬冬馬にあげようとしたら拒まれちゃって。。龍と付き合うなら、他人に優しくすんなって。。。ひどいよね。たださ、お隣さんだからあげたかっただけなのに。。。それだけなのにさーー」

平然を装って話してみたけど。。。

龍の顔は。。。

悲しそう。。

違うのに。。。

龍。。ほんとなんだよ。
ただ私は早瀬冬馬にお医者さんにちゃんとなって欲しいって思ってるだけなのに。。。

この気持ちはいけないの?

ダメなことなの??

。。。。