決めてしまえば、すこしスッキリする。
すぐに龍に電話をして会うことになった。
待ち合わせの時間より早く家の近くの公園についたはずなのに、もう龍がいた。。
「よ!珍しいじゃん?まどかから連絡くれるなんてさ」
「うん、話したいことあって。。。」
二人でベンチに座り、
私が買ってきた飲み物を飲む。
龍が好きなピルクル。。私が好きなコーヒー牛乳。。
「あんがと。で?話って?緊張すんだろ?なんか改めて言われるとさ。。なに?」
そうだね。。私ちゃんと伝えられるかな。。
「あのね、私決めたよ!あの。。ずっとごめん!ちゃんと龍と向き合うことにした!」
「。。。。」
龍の顔がぽかーんとしている。。
え?なんか見当違いな感じ??
「えっと。。 変なこと言った?」
「。。向き合うって。。どうやって??」
あっまた出たこのクダリ。。
早瀬冬馬のときは。。不正解。。だったし。。
「うっ。。えっ。」
「まどかぁーー。
今まで向き合ってくれてなかったんだ。。。。向き合うってーー決めてくれたのは嬉しいけどさーーー。。。もっと具体的にさーーないの?」
具体的に。。。
確かに向き合うってなんだ??
いやそーだ!!
「もっともーっと龍のこと考えるようにする!」
「何のために?」
「。。。それは。。」
「俺のこと好きになるために、俺のこと考えるの?」
そういうことになるのかな。。。
「たぶん。。。」
一瞬、龍の顔が曇った??
「。。。えっと。。。あっ!まぁここは、ポジティブにいこう!おう!
うん。あっじゃあ、ちゃんと俺のこと見て、ちゃんと考えて、俺のこと好きになれよ!!」