「言え!」
。。言うしかないのか。。

「。。。。家族。。作ること。。。」


恥ずっ。。はぁー言ってしまった。。


「。。。それなら大丈夫だな。」


「???え?なんでそんなんわかんのよ!」


「はぁー?うっせーお前は俺のゆうこと聞いてりゃいいんだよ。ばか!」


でた!また悪魔!!!
もーーー!よくわかんないし!!

。。。


どうして早瀬冬馬は大丈夫と言ったのかはわからないけど、私には自信がないんだ。

家族。

そーゆーものってどんなものなのか。

今の私の家族が不幸せと思ったことはないけど、でもきっと他人から見たら普通の家族の形とはかけ離れていると思うから。
何も知らない私が、当たり前のように家族を築けるとは思えないんだ。。

「おい。時間だから行くぞ。」

急に立ち出す早瀬冬馬。。

時計を見ると。。

え?

「ねぇまだ一時間もあるよ?」

「いーんだよついてこい。」