妖艶に笑った要にちょっと、鼓動が高まった気がするけど、やっぱり、強気で出る。

すると、要が歩いてきて、

「な、なによ。」

焦りながら、後退していく私い追いかけて、前進してくる要。

ドンッ

「っ!!」

ついに、私の背中は冷たい壁に。

目の前は、要。

そして、要に壁ドンされる始末。

「こういうこと、出来るんだよ?」

と、いつもより、低めのトーンで顔を近付けて
話しかけてくる要を、見ていられなくて、うつむいた。