「ねぇ、名前。分かんないんだけど。」 すると、彼は荷物を片付けている手を止めて、 「要。」 ん?聞こえなかった。かなた? 「かなめ。佐藤要。」 なんで。声だしてなかったのに。 「出てるし。」 「なんだと!?あ、で、私の名前は、如月羅奈ね。」 お互い、自己紹介が終わった。まぁ、名前言っただけだけど。